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最近のパソコンは、ようやく省エネ志向になりつつありますが、それでもCPUやグラフィックスチップは相変わらず膨大な電力を消費します。
電源ユニットの方もそれに追従して進歩し、同期整流方式を採用した高効率タイプもよく見かけるようになりました。
しかし、幾ら高効率化しても、あの小さな電源ユニットのサイズではファンレス化は難しいようで、
まともに使えるファンレンス電源は一向に出てきません。(^^;;
これでは、幾らSSDを搭載し、巨大CPU&GPUヒートシンクを搭載し、
ファンの回転数を最小に保ちつつ筐体内のエアフローをファンコントローラで制御したところで、無音PCにすることは出来ません。
PCの静穏化をすすめると、システム開発がはかどるのはもとより、コンポと光接続しPCを高級オーディオ機器にすることも可能になり、
さらには、かすかな効果音もかき消されることの無い臨場感溢れるゲーム環境をも手に入れることが出来るわけで、
なんとしても電源をファンレス化し、静穏化したいわけです。
そこで、以前よりATX電源は自作していましたが、制御回路が非常にまずかった(^^;;
ため、新たに作り直し、さらにEPSに対応できるよう+12Vを2系統搭載したEPS12V電源を作成してみましたので、ご紹介いたします。
特徴
- 総容量645W 完全ファンレス電源
- 産業用単電源(コーセルスイッチング電源)採用。PC用としては最高の電源品質を得ることが可能
- 単電源のため、負荷変動に非常に強い
- 各種安全機構(コールドスタート時の瞬間電源ONフィルタ回路、電源立ち上がり検出回路)搭載
- ちょっぴりかっこいいアルミケース入り(但し、250mm x 400mm 少々巨大)
外形
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電源ユニットをPCに接続し、動作チェックをしている様子です。
フルタワーPCの横に並べると、いかに電源ユニットが巨大かがよく分かります(^^;;
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天板を外した様子です。メイン電源4つに、スタンバイ・-12V電源がそれぞれ1つずつ納められています。
また、電源の横には制御回路と接続用端子台が収められています。
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制御回路だけをクローズアップしたものです。この回路にはPS_ON/PWR_OK信号処理回路のほかに、
-12Vのスイッチ回路も同じ基板に実装されています。
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電源ユニットを後ろから見た様子です。断面積2mm^2の単線が16本、それにスタンバイ電源や-12V、
制御信号用の電線が伸びている様子が分かります。写真で見ると分かりませんが、導体は銅でもかなりの硬さです(^^;;
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使用パーツ一覧
配線/回路図
調整
この制御回路は、VR1で、コールドスタート時PS_ON信号受付開始までの時間、
VR2で、+5V検出からPWR_OKを出力するまでの時間を調整することが出来ます。
目安としては、まずSB5V電源投入後、LED1が点等後、0.2秒〜0.3秒程度でLED2が点等するようにします。
その後、PS_ONをGNDへ落とし、LED3、LED6が点等することを確認後、+5Vを入力し、LED4が点等後、0.2〜0.3秒程度でLED5が点等するようにします。
これでOKです。なお、テストする際は安いACアダプタ等を使うことをお勧めします。
あまり何度もON/OFFを短時間で繰り返すのは電源ユニットに悪影響を及ぼします。
最後に
以上で、EPS電源は完成です。完全ファンレスの静寂製に慣れると、もうファン付きPCには戻れません(^^;;
HDDは騒音元になりますのでSSDを利用し、回転部は筐体内とCPUの12cmファンのみにしておき、
筐体にファンを4つ、CPUに1つファンを付け、全てを500rpm程度の超低速で回転させれば、本当の無音PCになります。
電源ユニットの制約で、強力なCPUやデュアルCPUといった構成にすることは出来ませんが、
この電源ユニットでも十分強力なワークステーションを駆動可能です。
私は Tyan Thunder n3600Bを超低消費電力版QuadCore Opteron1.9GHz (2347HE)、ファンレスGeForceFX8800GT、3ware 9650SE (2port)構成で使用中ですが、非常に良好です。
参考
やす坊さんのホームページ「
やす坊のHOMEPAGE」
私が自作ATX電源に初めて出会ったページです。4年前、このページで初めて自作ATX電源を目にした時、とても感動でした。