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※お断り
  • 完全にに無保証です。自己責任にてお試しください。
  • 私は電子回路に関しては素人です...。インターネット上の回路を参考にいろいろ試行錯誤しながら作っています。
    ひ、酷過ぎる?!って思われた方、どうか指摘してやってください。よろしくお願いいたします。(^^;;

目次


完全ファンレスEPS12V電源の自作

最近のパソコンは、ようやく省エネ志向になりつつありますが、それでもCPUやグラフィックスチップは相変わらず膨大な電力を消費します。
電源ユニットの方もそれに追従して進歩し、同期整流方式を採用した高効率タイプもよく見かけるようになりました。
しかし、幾ら高効率化しても、あの小さな電源ユニットのサイズではファンレス化は難しいようで、
まともに使えるファンレンス電源は一向に出てきません。(^^;;

これでは、幾らSSDを搭載し、巨大CPU&GPUヒートシンクを搭載し、
ファンの回転数を最小に保ちつつ筐体内のエアフローをファンコントローラで制御したところで、無音PCにすることは出来ません。

PCの静穏化をすすめると、システム開発がはかどるのはもとより、コンポと光接続しPCを高級オーディオ機器にすることも可能になり、
さらには、かすかな効果音もかき消されることの無い臨場感溢れるゲーム環境をも手に入れることが出来るわけで、
なんとしても電源をファンレス化し、静穏化したいわけです。

そこで、以前よりATX電源は自作していましたが、制御回路が非常にまずかった(^^;;
ため、新たに作り直し、さらにEPSに対応できるよう+12Vを2系統搭載したEPS12V電源を作成してみましたので、ご紹介いたします。

特徴




外形



EPS-v2-4 EPS-v2-1
電源ユニットをPCに接続し、動作チェックをしている様子です。 フルタワーPCの横に並べると、いかに電源ユニットが巨大かがよく分かります(^^;; 天板を外した様子です。メイン電源4つに、スタンバイ・-12V電源がそれぞれ1つずつ納められています。 また、電源の横には制御回路と接続用端子台が収められています。
EPS-v2-2 EPS-v2-3
制御回路だけをクローズアップしたものです。この回路にはPS_ON/PWR_OK信号処理回路のほかに、 -12Vのスイッチ回路も同じ基板に実装されています。 電源ユニットを後ろから見た様子です。断面積2mm^2の単線が16本、それにスタンバイ電源や-12V、 制御信号用の電線が伸びている様子が分かります。写真で見ると分かりませんが、導体は銅でもかなりの硬さです(^^;;

使用パーツ一覧



電源ユニット周り
品名型番数量備考
コーセル 単電源PBA15F-121PBAシリーズ単電源ユニット 12V1.3A
コーセル 単電源PBA30F-51コーセル PBAシリーズ単電源ユニット 5V6A
コーセル 単電源PBA150F-5-R1コーセル PBAシリーズ単電源ユニット 5V30A リモコン付き
コーセル 単電源PBA150F-3R3-R1コーセル PBAシリーズ単電源ユニット 3.3V 30A リモコン付き
コーセル 単電源PBA150F-12-R2コーセル PBAシリーズ単電源ユニット 12V 13A リモコン付き
端子台T20C-64春日電気端子台 3.5mm 30A 6極
端子台PT3020東洋技研 3.5mm 30A DINレール端子台(春日電気端子台 T20C-8 x2 + T10C-4 x1でもOK)
DINレールFDR-1003タカチ電気 DINレール100mm(東洋技研 DINレール端子台を固定する際に使用。)
ショートバーSB10-104東洋技研 TP30用ショートバー(春日電気端子台使用時は適切なショートバーを用意すること)
アルミケースSL177-26-43BB1タカチ電気 アルミフレーム H177xW260xD430 ブラック
アルミシャーシAC26-431タカチ電気 SL177-26-43BB適合アルミシャーシ
アルミシャーシAC16-231タカチ電気 PC内配線取り付け用
電線-15m2.0mm 単線(2.0mm Fケーブルをばらして使用、なければ5.5mmより線でも可)
電線-少々1.25mm より線(ACライン用)
電線-少々0.8mm より線(信号線用)
ACスイッチ-1ACライン ハードスイッチ用
ピンコネクタ2極4コーセルリモコン接続用(コーセル純正品がベスト)
圧着端子-少々私はニチフの100個パックを買ってきましたが、2.0mm単線に合う物であれば何でもOK
激安PC用電源-1400W〜500Wクラスで3680円くらいの超安物でOK。
(ばらして電線とコネクタだけ引き抜いて使います。)
私はサイズのLiFE Powerをばらして使用しました(笑
勿論、自分で各種ハウジングやピンコンタクトを購入して圧着して作ってもOK
  • 端子台やアルミフレームは好みて選んでください(^^;;
  • 電源はPBAシリーズよりもRシリーズの方が静かです(PBAシリーズはなぜか高周波音がします。
    (負荷をかけるとある程度収まりますが...)
  • Rシリーズを使う場合、さらに奥行き100mm、幅100mmほど大きなケースを使用する必要があります。
  • Rシリーズにはリモコン付きが無いかもしれません...
  • 電源はコスモテック様から購入できます。
制御回路周り
品名型番数量備考
カーボン抵抗750Ω5LEDインジケータ不必要な場合は省略可
カーボン抵抗470Ω1
カーボン抵抗4.7kΩ3
カーボン抵抗100kΩ1
カーボン抵抗10kΩ1
カーボン抵抗1.5kΩ1
半固定抵抗20kΩ2
ダイオード1N414831S2076Aでも可
電解コンデンサ10μF2
積層セラミックコンデンサ0.1μF2
MOS-FET2SK22311
ヒートシンク-22SK2231、秋月SSR用ヒートシンク、小さい物でOK
(そもそも殆ど発熱しないが念のため)
CMOS-IC74HC14174LSシリーズ不可
TTL-IC74LS00174HCシリーズ可
LED6個LEDインジケータ不必要な場合は省略可
フォトトランジスタカプラTLP521-11
SSR秋月20A SSRキット1連動コンセント不必要な場合は省略可
基板ICB-88G1好みの基板でOK。エッジングで作るのもOK
ICソケット14 丸ピン2板バネでもOK。省略可。
ICソケット4 丸ピン1板バネでもOK。省略可。
ジュラコンスペーサ10mm6制御回路用4つ、秋月SSR用2つ
ネジ-少々アルミシャーシ取り付け用

配線/回路図



電源ユニットと制御回路、EPS電源コネクタとの配線
EPS-v2-Circuit1
制御回路の回路図 コールドスタート時に問題となる瞬間的にPS_ONが0になる問題は、コールドスタート時、
CRタイマで一定時間PS_ON信号を無視することで対処しています。 また、5V立ち上がり検出機能では、電圧を検出しても完全に立ち上がるまでPWR_OKを1にしないよう、CRタイマでPWR_OKの立ち上がりを遅らせています。
どちらも約0.3秒(ちょっとワンテンポ遅れる感じ)になるよう半固定抵抗を調整します。大体16kΩ〜18kΩ近辺がちょうど良いかと思います。
秋月SSRはこの回路には書いてありませんが、RC+とRC-を秋月SSRのDC入力にそのまま入れてください。
なお、-12Vスイッチ用の2SK2231、秋月SSRのトライアックは一応ヒートシンクを取り付け、放熱してください。
ちなみに、+5V検出回路の半固定抵抗の前にある4.7kΩ抵抗は省略不可です。
省略すると、電源をきってもいつまでもPWR_OKが1のままになってしまいます。

EPS-v2-Circuit2
各種電源コネクタのピンアサイン 12V1はCPU+マザーボード、12V2はPCIExpress+Peripheral+S-ATAへ接続します。
決して12V1と12V2をショートさせ並列運転させようとしてはいけません。電源ユニットが壊れます。
なお、CPU電源が不足する場合、もう1つ12V3を用意し、これをEPS12Vへ接続するのも良いでしょう。
※注意!ATX12V規格では12Vは最低18A必要ですが、コーセル150W電源は13Aしか出せません。
よって過負荷には十分注意してください。
もしくは200W級電源に切り替えてください(コーセルの200W級電源がファン付きですので注意!)

EPS-Connector

調整



この制御回路は、VR1で、コールドスタート時PS_ON信号受付開始までの時間、
VR2で、+5V検出からPWR_OKを出力するまでの時間を調整することが出来ます。
目安としては、まずSB5V電源投入後、LED1が点等後、0.2秒〜0.3秒程度でLED2が点等するようにします。
その後、PS_ONをGNDへ落とし、LED3、LED6が点等することを確認後、+5Vを入力し、LED4が点等後、0.2〜0.3秒程度でLED5が点等するようにします。
これでOKです。なお、テストする際は安いACアダプタ等を使うことをお勧めします。
あまり何度もON/OFFを短時間で繰り返すのは電源ユニットに悪影響を及ぼします。

最後に



以上で、EPS電源は完成です。完全ファンレスの静寂製に慣れると、もうファン付きPCには戻れません(^^;;
HDDは騒音元になりますのでSSDを利用し、回転部は筐体内とCPUの12cmファンのみにしておき、
筐体にファンを4つ、CPUに1つファンを付け、全てを500rpm程度の超低速で回転させれば、本当の無音PCになります。
電源ユニットの制約で、強力なCPUやデュアルCPUといった構成にすることは出来ませんが、
この電源ユニットでも十分強力なワークステーションを駆動可能です。
私は Tyan Thunder n3600Bを超低消費電力版QuadCore Opteron1.9GHz (2347HE)、ファンレスGeForceFX8800GT、3ware 9650SE (2port)構成で使用中ですが、非常に良好です。

参考



やす坊さんのホームページ「やす坊のHOMEPAGE
私が自作ATX電源に初めて出会ったページです。4年前、このページで初めて自作ATX電源を目にした時、とても感動でした。